探偵調査: 2008年4月アーカイブ

盗聴盗撮発見調査では、遠方からのお客さんも少なくありません。

 

今日はなんと、四国からの依頼です。

片道5時間以上もかかる長距離移動です。

この業界に入って、一番上達したのは、運転技術ではないでしょうか。

それぐらい探偵という職業は車の運転をします。

「車両は友達!」

キャプテン翼をインスパイアしてみました。

 

画像は明石海峡大橋をわたっている時の写真です。

私もサカイ引越センターのように、まごころを込めて、調査行っています。

 

明石海峡大橋.JPG

どうも、調査員Yです。

探偵という職種柄、よく人に相談を受けるのですが、
知人が別れた彼女のことを忘れられないと電話で聞いて、
思い出した調査がありますので、今日はそのお話を。

少し前の調査で、7年前に別れた彼女を探したいという調査がありました。

当時、お互いに色々なすれ違いがあった為に、

自然消滅のような形で交際は終わったらしいのですが、7年経った今も彼女の事が忘れられないと。

調査の結果、彼女は当時住んでいたマンションから引越しをしていたものの、
依頼者が教えてくれた彼女の情報が多く、

また正確であった為に意外とアッサリ見つける事が出来ました。

早速、依頼者に報告すると

「ありがとうございました。後は自分で頑張ります」

と事務所に連絡が入り、無事終了。

そして数日後、その依頼者が事務所にきました。

「実は彼女、2ヶ月後に結婚するらしいんです・・・」

私は恋愛カウンセラーではないので、
うまいフォローの言葉がでてこず、暫く黙ってしまいました……。
少しの沈黙の後、依頼者が、
「でもこれで吹っ切れました。彼女も幸せそうだったので、

また顔を見れただけでも良かったです。調査してもらって有難うございました」

晴れやかな笑顔で依頼者は事務所をあとにしましたが、残念でなりません。
ドラマなんかだと、きっと今回のようなケースはパッピーエンドになるんでしょうが、人生はそうそううまくいきませんね。

ドラマ「プロポーズ大作戦」のように過去に行けたらなあ……。

4月に入ってから、新人君が何人か入社したのですが、その新人君たちにはある共通点があるようです。

それは、なぜ探偵になりたいと思ったのか?という志望動機。

新人君たちは皆「昔からシャーロックホームズに憧れてて」「コナンのような推理がしたい」「松田優作が好き」など、

テレビや小説の影響を受けているのが多いようです。

しかし、現実の探偵はそれらの主人公のようにかっこいいアクションや、迷宮なしの推理が出来るわけでもなく、

非常に地味で、ましてや推理や憶測なんかで動いてはいけないものばかりです。

そういった志望動機で入社してきた新人君たちは、珍しい調査機材などに目を輝かせていますが、

やはり憧れていたイメージとは大きくかけ離れていることや、実際の調査の厳しさと過酷さを知り、

辞めてしまう人も少なくないのが現実です。なんだか気の毒ですが。。

私はとくに何かに憧れてというわけではありませんが、

探偵で言えば、アガサ・クリスティのエルキュール・ポワロが好きですね。

私も彼のような「灰色の脳細胞」を持ってみたいものです。

探偵社ならどこでもやっている行方調査ですが、

特に最近うちの事務所でも、失踪人を探してほしいという依頼が非常に目立っている気がします。

「夫が家を出たきり戻らない」「彼が突然いなくなった」「会社の社員が失踪した」「友人と連絡が取れない」

などの相談の電話が毎日のようにかかってきます。

実際にここ数年の失踪者の数というのは増加傾向にあり、毎年10万人以上の失踪者が現れているそうです。

なぜ、この人たちは失踪しなければならなかったのか?

理由は様々。

借金を抱えている人、精神的に苦しんでいる人、犯罪を犯した人、自殺願望がある人、恋愛トラブル、

何らかの事件に巻き込まれている人…。

そして依頼者の大半は、お金を返してほしい、安否だけでも確認したい、というのが目的です。

事件に巻き込まれたりした場合は別ですが、失踪といっても容易にできるものではなく、自分の生活を全て捨て行方をくら

ますわけですから、精神的にも肉体的にもものすごくパワーを要することなのではないかと思います。

失踪人探しの方法は様々ありますが、本人がまだどこにも停滞していない場合が多く、自分の足跡がどこにも残らないよう

にしているため非常に厄介です。

探偵としては不謹慎かもしれませんが、そういった人を探して本当に良いものなのか?と疑問に思うことがあります。

必ずしも失踪した側に問題があるわけではなく、失踪させた側に問題がある場合も少なくはないのではと思います。

我々は全力で調査し、失踪人を見つけ出しますが、その後のことはわかりません。

しかし、我々が調査した結果が、依頼者と失踪者の互いにとって、不幸なあるいは悲しい結末になっていないこと、

必ず良い結末になってくれていることを切実に願います。

最近は高齢者の方の素行調査が増えています。

60代の浮気調査なんて普通で70代、さらには80代の浮気調査もありました。

確かに実際ラブホテルなどに行く対象者もいますが、そういう不貞行為をする場所には全く行かずに、

早朝からクルマで遠距離ドライブデートや自然公園デート(最近は花見)をする対象者もいます。

後者のような対象者の場合は非常に楽チンで、対象者自身にそんなに罪の意識が無いからか警戒心も薄く、

映像画像は撮りたい放題の調査なんです。

とくに最近は暖かいので、天気の良い日なんかは思わず仕事を忘れて、

対象者と同じように観光を楽しんでしまいそうになりますが・・・。

探偵にとって春ほどありがたい季節はありません。。

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